板前

どうも! 悩める大学4回生です!     

もしもクロちゃんになったら?最終回??

今日から新しく新世界でアルバイトを始めました!

お好み焼きや、串カツなどをメインでやってる飲食店です😁

新世界とあって、外国人の人が圧倒的に多くて、楽しくやれています!

これから、英語で投稿できるようになったりして...笑

ってことで、本日も投稿していきたいと思います!

それではどうぞ!

 

 

『もしもクロちゃんになったら?』

この、夢はリアルだなと黒川は夢の中で思っていた。

てか、そもそも、今安田のクロちゃんになってしまっていることが、一番の夢だと思いたいと黒川は思っていた。

すると、涙を流す橋本を見たところで、黒川は起き上がった!

黒川は全てを思いだすことはできなかったが、自分がクロちゃんになる前に橋本の涙を見たことだけは思い出した💦

考えたところで、涙の意味はわかることはなかったが、黒川はとにかく引っ掛かった。

なぜ、はしもっちゃんは泣いていたのだろう...

 

黒川は夢から覚めて、普段より早い朝だったため、仕事まで松屋に、いくことにした🍴

意識が変わってきた黒川はしっかりと嘘ツイートをすることを始めた。

確かにやってることは最低だ!

ただ、これが安田のクロちゃんが貫いてきた仕事の、一つだと黒川は身になって感じた❗

だからこそ、松屋に入ってご飯軽めツイートをおくりながら、しっかりと大盛りをたいらげた。

そのツイートはいつも通り、炎上して、心のないツイートでTwitterは荒れた

しかし、それを楽しみにしている人がいる。

なかには本当にクロちゃんのことがすきで待っている人もいる。

だから、この芸能界のお仕事は、9人に嫌われたとしても、大事に思ってくれる1人の人のために堪え忍び、自分を貫くことを大事にされるお仕事だと黒川はわかった。

ファンあっての、クロちゃんなんだと...

 

仕事をなめていた黒川にとって、特に安田のクロちゃんをものすごく下に見ていた。

しかし、実はめちゃくちゃ大変で、仕事に色々しんどさの質に違いはあっても、楽には稼ぐことはできない

そして、大変な中で頑張ることに意味があるのだと黒川は気づくことができた!

黒川は心のなかで、もしも...もしも...

戻ることができたら、次こそはしっかりと働いて、自立して、安田のクロちゃんのように影響を少しでも与えられる人間になろうと心に誓った。

 

プロデューサーから頼まれた、足田と橋本の結婚式まで、黒川はがむしゃらに働き続けた😵

全身白色になって、ローションまみれになりながら、セクシー女優を追いかけましたり、精神的に辛いどっきり企画もたくさんうけたが、黒川は、頑張り続けた!

しかし、プロデューサーから、結婚式での企画を聞いて、黒川の心は少し折れることとなった💦

結婚式の企画は、ウェディングケーキの中から、クロちゃんが全身真っ白けの状態で登場して、会場をむちゃくちゃにして、女の子たちを追いかけまわして、最終的に旦那さんが守る。さらに、クロちゃんはブーイングの、嵐を受けて帰っていくが、外に出たところで、ニセ警官に職務質問されて、連行されるところをモニターに移すという内容だ!

確かに、普段ならいいかもしれなかった。

ただ、元々の初恋相手である橋本と、ライバル意識を長年持ち続けた足田の結婚式に自分がそこまで体をはって、辛い思いをしなければならないことに心からやる気はでなかった。

しかし、プロデューサーからいただいたチャンスを無駄にすることもしたくなかった。

黒川は葛藤をたくさん残しながらも、本番やる決意を固めた。

 

 

結婚式当日

真っ青に晴れた空

雲一つないとはこういうことをさす天気だろう!!

クラスのマドンナ的存在であった橋本と、官僚に属する足田との結婚とあって、出席者は相当な数がいた。

大物女優とスポーツ選手の結婚並みに豪華な雰囲気で来ているメンバーもテレビや雑誌などで見たことある人がたくさん参列している。

てかそもそも、なんで安田のクロちゃんなんかが出し物に選ばれたのかと振り替えってみると、黒川は意味がわからないなと思っていた。

そんなこと考えている黒川は今、なぜか女子トイレにいる。

なぜこの男今こんなところにいるのだろうか?

 

遡ることこと2時間前...

黒川は、嫌々ながら、会場へと着いた。

まだプロデューサーなどは到着していないそとは黒川は理解していた。

すると、千葉とか新見とかのメンバーが集まっていた。

黒川は影から話を盗み聞きしていた。

 

千葉『結局黒川とは連絡つながらかったの?』

新見『うん! 全くだめだったわ。

クロちゃんなにしてるんやろな』

千葉『本当に黒川らしいけど、こういう晴れ舞台くらいしっかりとこれないのかねあいつは...』

 

後藤『まあ、私らだけでも、しっかりと祝ったあげようや!』

 

新見『そやな!』

 

黒川は胸が痛くなった。

俺はここにおるで!と言いたくなったが、歯をくい縛りその場を去った。

そして、こっそり、橋本の着替える部屋へと向かった。

すると、ちょうど橋本はドレスに着替えてて、足田となにやら話していた。

 

橋本『クロちゃんに結婚式来てほしかったな...』

足田『まだ、言うてたんか?

言っても仕方ないやろ~』

橋本『クロちゃんには私の花嫁姿みてほしかった そして、おめでとうって言ってほしかったなって...』

足田『ごめん 今聞くことちゃうけど、正直中学の頃橋本がすきやったのって?...』

橋本は少し口を開こうとしたが、やめた

橋本『それきく? たとえ、今考えてることがあたってたとしても、あなたと結婚することを選んでると思うわ笑

でも、確かにあのとき少し好きだった人はいたわあなたとは別に...

あなたの気持ち上の、ライバルね笑』

足田『ライバルじゃない!

あいつが勝手に意識してただけさ!』

ガサっ!!

黒川は驚きでその場を跡にした

橋本『誰かいるの?』

足田はドアをのぞきにいったが、黒川が立ち去った後だった。

 

黒川は驚きで慌てていたので、間違えて女子トイレに入ってしまった。

こうして今に至る。

正直逃げ出したい気持ちでいっぱいになった

自分にも可能性はあったのに何一つ気づかずに今までいたのかと...

そして、あの足田の前で企画をやりきり、橋本が足田のところに行ってしまうことに、自分のプライドが許せなかった。

黒川は思い悩んでいた。

すると、女の声が聞こえて、黒川はあわてて、鍵をしめて、便器に入った。

正体は千葉と後藤だった。

黒川は息を潜めて会話を聞いていた。

 

 

後藤『なんで、今日の出し物安田大サーカスのクロちゃんなん?』

千葉『そっか、後藤ちゃんは知らんのか?』

後藤『えっ??』

千葉『はしもっちゃんがクロちゃんの大ファンやねん!』

後藤『えっ?あのはしもっちゃんが?』

千葉『うん!あんまり表では言ってないけど、実はそうやねん!

元々、辛いこととかあるとクロちゃんみて元気出してたみたいで~

黒川のことクロちゃんって呼ぶのも、ああいう一見だらしないように見える黒川やけど、実は空気を明るくしてくれてるのはいつもあいつやし、そんなあいつが好きやから、はしもっちゃんがクロちゃんっていいはじめてん!』

後藤『そうやったんや~

全然知らんかった...

じゃあはしもっちゃん的にはクロちゃんの登場は嬉しいことなんやな!』

千葉『まあ、安田のクロちゃんがきて、黒川がいないのはなんだか、皮肉な話やけどな...』

 

二人は出ていった。

黒川は、少し涙がでてきた。

クロちゃんというあだ名に込められた思いとはしもっちゃんの思いを今になってようやく知ったからだ。

自分のおろかさや情けなさを知った。

それと同時に、恩返しを絶対にしようと決めた。

企画を絶対に成功させることが恩返しだと誓った。

もう、黒川に邪魔なプライドはなくなった❗

 

 

黒川は足早に控え室へと向かった。

本番までメイクや企画確認など行っていた。

すると、結婚式は始まり、新郎新婦入場や、ケーキ入刀など行われた。

そして、花嫁のスピーチが始まった。

そこでは、中学のメンバーを含むたくさんの人たちへの感謝の思い、家族への思いなと涙がこぼれ落ちる内容のものだった。

そして、途中で橋本から思わぬ発表があった。

それは、橋本は、子供ができない体であることという内容だった。

黒川はようやく、あの夢が夢ではないことと、橋本の涙の意味を知った。

そして、自分がどれだけ傷つけてしまったのかと自分を責めた。

 

子供ができないことに悩み苦しんでいた時期があった。そして、それを受け入れるのに時間がかかったと。

しかし、橋本は続けた。

そんなときにまた私に笑顔をくれたのは、安田のクロちゃんでしたと笑

 

会場は涙から、その言葉一つで少し笑いに包まれた。

意外な名前だったからだろう。

そこからは、橋本のクロちゃんトークが始まり、会場は笑いに包まれたのだった。

黒川は、なんだか心が少し楽になった❗

 

橋本を少し追い込んだのも自分だが、元気を与えることもできていたと知れたからだ。

画面越しにいた安田のクロちゃんは、確かに安田のクロちゃんだが、黒川でもあったからだ🎵

 

そして、よいよ企画は始まった。

ウェディングケーキかろ黒川はでていき、無我夢中でやりきった。

黒川自身スイッチをいれていたからか、回りのことは見ていない。

ただ、その目でしっかりと橋本の笑顔だけは見ていた🤔

とにかく橋本の笑顔さえ見れればよかった。

橋本が元気になってくれることが黒川の一番だった。

企画通り、やりきり、黒川は会場をあとにした。

会場は大きく盛り上がった。

黒川は仕事を果たしたのだった。

黒川はクロちゃんになって、大きく人間として変われたのだった!

 

 

その夜の晩黒川は酒を飲んだ。

すると、すぐに眠りについてしまった...

 

『クロちゃん! クロちゃん!』

『うん??』

『あっ起きた!!?』

そこには、懐かしの中学のメンバーが全員いた。

新見『ようやく起きたか!

お前酒のんで、倒れて病院に運ばれてたんや!

よくこんなに長く寝るもんやなー

まあお前らしいわ笑』

黒川は夢だったことを理解した。

そして、涙で溢れた。

みんなには伝わらないが、そんなことお構い無しに泣いた。

長い夢だったが、黒川は、またこうやって、元の姿で全員で集まれている幸せを噛み締めた。

 

 

1ヶ月後...

今度こそ本当の橋本と、足田の結婚式だ!

黒川は、真っ白な姿でケーキの中で待っている。

しかし、姿はあの安田のクロちゃんではない。

姿は黒川で、心も黒川だ。

しかし今の黒川はもうあの頃の黒川とは違う。

安田のクロちゃんスピリットが宿っているのだ。

 

 

その後結婚式はうまくいったのだろうか?

それぞれのメンバーはどのようになっていったのだろうか?

それはみなさんの妄想の中で続けていってください。

しかし、最後の集合写真のみんなの笑顔からわかります。

黒川は、しっかりとやりきったということを...

 

みなさん一度はもしも◯◯になったら?と想像したことがあるでしょう!?

この物語の主人公は、安田のクロちゃんになり、人生を変えるきっかけを掴みました。

 

みなさんに言います!!

本当に人生何が起こるかわからないから楽しいだしんねねーー

だからこそ...

逃げずに戦ってください!!

 

         完

 

 

 

 

最後まで購読していただきありがとうございました。

所々苦しい部分や、足早になった点はすみませんでした。

また、全てを繋げた総集編をあげたいと考えているので、そのときはよろしくお願いします!

本当に本当に読んでいただきありがとうございました!!

また明日から新な妄想あげていきますしんよ!!!